風営法クラブ問題『無罪』判決!NOONがSAVEされたぞ!

風営法クラブ問題『無罪』判決!NOONがSAVEされたぞ!

NOON 裁判 大阪地裁 無罪 クラブ 風営法 違反
こんばんは、クラブに行ったら踊ってばっかりの @georgek5555 です。

さて、クラブ好きな人間にとっての感心事といえば風営法違反で逮捕・起訴されていた大阪梅田のクラブ『NOON』の裁判ですが、大阪地裁で本日『無罪』判決が出ました!

クラブで踊って何が悪い!無罪判決出たぞ!

DJが音楽を流し、お酒と音楽とダンスを楽しむ場所、それがクラブですが、ここ近年風営法違反ということで次々と日本各地のクラブで、その営業形態に関して逮捕や指導が入り続々と閉店などに追い込まれている自体があるのはみなさんもご存知かと思います。
そのクラブ問題で一番の関心ごとのひとつとなっていたクラブ『NOON』の裁判。
本日2014年4月25日に大阪地裁で『無罪』判決が出ました。

主な争点のそれぞれの主張と判決

今回の主な争点は以下の2つ。

クラブでのダンスは風営法違反となるのか?

まずはこの論争。クラブでお客さんがダンスを踊ることが、風営法に記載されている『男女の享楽的な雰囲気の醸成が、性風俗の乱れなどが社会風俗に影響をおよぼす可能性がある舞踏』に値するのか?という点。

検察側の主張:
『薄暗い店内で男女がステップを踏み、体を揺らしており、規制対象である』

弁護側の主張:
『純粋の音楽を楽しんでいただけで、性風俗を乱すことはない』

そして判決は以下。
性風俗の乱れにつながる営業形態だったとは言えず、規制の対象外

そりゃそうですよ。
そもそも毎晩ランバダでも踊っていたなら、多少そういう見解も理解できないわけではないですが、クラブでダンスを踊ることの何がいけないのかが全く理解できない。
そもそも、それをいったら日本各地の奇祭などで腰に天狗とか付けて踊っているやつなんて即逮捕だと思いますし、水着や露出が多い姿で踊る歌手のコンサートなんて毎回全員逮捕です。
実際この項目に関しては男女で手をつないだり、体を密着させて踊る社交ダンスにも最近は及んでいるらしく、社交ダンス教室は生徒にそれを指導しているということで規制の対象になるという警告が来ているという話もあります。
もう全く意味がわかりません。

表現の自由を保証する憲法に反するのでは?

そしてもうひとつの争点が弁護側が主張した風営法の規定自体がそもそも表現の自由を保証した憲法に反することで、違憲ではないか?という点。

検察側の主張:
『自身のダンスや、客の前での実演は規制せず、表現の自由を成約しない』

弁護側の主張:
『多様な芸術的・文化的表現を自由にするクラブを過度に規制し、違憲』

そして判決は
『風営法の規制は国民全体の重要な公共の利益になり、違憲ではない』

ここに関しては弁護側の主張が退けられることになりました。
ただし過度に規制しているというのは僕ら自身が本当に思うこと。
前述した通り、社交ダンスなどもそれに値する可能性がるということなどを考えると、そもそも風営法の規定自体がおかしいというのは非常に思うこと。

風営法は今後どうなるのか?

今回の裁判は大阪地裁での判決なので、検察側が控訴すればまだ裁判は続きますが、ぜひここで結審して欲しいと思います。

そもそも風営法に関しては、クラブ営業自体が駄目というわけではなく風俗営業として許可を出せば午前0時までは営業ができます。(特定地域は午前1時まで)
しかし、クラブが異性にお金を払って体を密着させるような営業と一緒の規定に値するという考え自体が正直筆者には全く理解が出来ないです。

風営法問題に立ち向かうために立ち上げられたLET’S DANCEや

自筆署名・WEB署名 | Let's DANCE

自筆署名・WEB署名 | Let’s DANCE




今回の裁判の『NOON』に関してのドキュメンタリー映画『SACE THE CLUB NOON』など

SAVE THE CLUB NOON site

SAVE THE CLUB NOON site




『NOON』の逮捕・起訴をきっかけに一気に動き出したクラブ問題をテーマにしたサイトや動きなど、様々な問題定期や実際の署名活動などが行われています。

純粋に音楽やダンスを楽しめる場所としてクラブが存在し続けていってもらえるように、筆者も心より願っております。
どうして僕らは踊っちゃだめなの?
どうして僕は楽しんじゃだめなの?
日本ぐらいです。こんなアホな裁判は。
『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々』という有名な阿波踊りのフレーズがいつも僕の頭に響いてきます。

この裁判結果をきっかけにどんどんとよい方向に向かって日本が踊りだしていただければと思います。
とあるブロガーさんの言葉を借りて、『とにかくパーティを続けよう!』

以上、阿波踊りが楽しめる居酒屋、新宿阿波踊り前から @georgek5555 がお届けいたしました。
一旦スタジオにお返しいたします。