WEBと紙の両方でライティングを生業としている @georgek5555 です。
先ほど普段フリー素材を使わせて頂いている『ぱくたそ』のすしぱくさんが気になるブログ投稿をされていました。
ブロガーは依頼のすべてに返信するべきか、気に入らないと返信はしないものなのか|すしぱくの楽しければいいのです。
こういった話はブロガーの人と一緒にいると定期的に話題に挙がる内容です。
まず、僕はどうしているか?
昨今ブログにおける『ステマ』話題なども多く、以前よりも書き手もPR系の話は慎重になっていると思います。
僕は自分のブログにおいての基本的なスタンスは、
自分が思った通りのことを書く
です。これは恐らくほぼどのブロガーさんも同じだと思います。
美味しくないものを美味しいとは書かないし、良いと思ってもいないものは勧めないというところは、ほぼそこそこちゃんとやっているブロガーさんなら共通だと思います。
お金をもらって書いてる人でも、ブロガーという位置にいる人は、最低限「美味しくもないものを美味しい」とか「使って全然よくないのに、最高」とか言ったりしないでしょう。
僕のブログはそこらへんの人気ブロガーさんほどのPVはありませんが、それでも色々と今回の紹介リンクのようにお問い合わせがあったりします。
僕はまず必ず全部に返信しています。どうしても忙しい時は多少遅れますが、一発目のメールの返事なんて数時間もかかりませんので、よほどのことが無い限りは3日以内には返信しています。
そこで毎回言っているのは「思ったとおり書きますし、良くないと思ったら全く記事にしないこともありますよ」ということ。
まずお仕事依頼はこちらと書いてある以上、テンプレであろうがななろうが、自分のことを知ってくれて1秒でも時間かけて問い合わせてくれた以上は、返信をしたいというのが僕のスタンスです。
もちろん、人気ブロガーさんみたいに1日数十みたいな問い合わせが来ないので返せているというのもありますが、『プレスリリース』と一緒という感じでは捉えてなくて、少なくとも指名されている以上は返しています。
というのも、すしぱくさんの記事にもあるように、「ブロガーってさ・・・」みたいな話が実際に企業側から出ているのを良く聴いているのもあって、僕はブロガーというスタンスでは普段やっていませんが、ブログで何かしらの発信をしている以上、自分を含めてブログで何かをする人を一括りにされているのは仕方ないことなので、少しでも全体のイメージを変えたいという気持ちもあるから。
ちょっと待って、それって仕事?
ただし、すごく気になるというか、腑に落ちないことがあります。
さきほどのすしぱくさんの投稿を読んでもらうとわかりますが、すしぱくさんが「商品+報酬」ですか?「商品のみ」ですか?という内容に関して今回インタビューを受けた方は「商品のみ」ですと答えています。
かなりの割合で「商品提供のみ」というのは多いのですが、もちろん商品を提供するのもタダではないことは理解できますが、物をあげるから書いてくれというのは果たして『仕事』なんでしょうか?
サンプリングをして、渡して、使ったら「はい!仕事!」っていうのはちょっと腑に落ちないんですよね。
前述した通り、手塩をかけて、苦労して出来上がった品であり、原材料も配送コストもかかっている商品を頂けることは、非常にありがたいことではあります。
それが100円の飲料でも、10万円のテレビでも、僕的には全く変わりません。
けれど、物を渡したから仕事っていうのはちょっと違うんじゃないかなっていうのは僕だけが思っていることではないはず。
確かに10万円のテレビなら、あまりに高価ですから対価としては妥当かもしれませんが、本人が欲しいかどうか分からないものを渡すのに「報酬」と位置づけるのはちょっと違うという気がします。
お仕事依頼はこちらからって書いてあるのに、物を渡すって言っても無視かよって言われても、メールを受け取った側がお仕事と思っていないから返信しないんじゃないかな?って話です。
僕は前述した通り、サンプルを頂けるだけでも、買って試してくださいであっても、基本頂いたメールには全て返信しますし、「くれなきゃ書かない」とか「お金くれないと絶対評価しない」とか間違っても僕は言わないです。
レビューって楽だと思ってませんか?
ただ、ご依頼くださる方々に言いたいのは、レビュー記事を書くのってすごくパワーがいるんですよね。
どうやってこの良さを伝えようとか、どんな写真がいいだろうとか、試行錯誤もするし、テキストライティングだって決してそんなパワー使わないことなんて全くなくて、むしろ文字書くのだってすごい体力使うわけです。
そこを理解していない人が送ってくるメールには、確かにスルーしたくなるブロガーさんが多いのも頷けます。
ただ、企業側が言っている「ブロガーは適当」というのは、スルーをするからであることは間違いないでしょう。自分にとって都合のよいものばかり返信して、それ以外は無視っていうのがそういう印象につながるのは事実だと思います。
ただ、ブロガーって別に仕事でやっている人ばかりじゃないし、むしろそういう人の方が少ないですよ?とは言いたい。
単に趣味でブログをやってたまたまPVとかが多くて、人気になっている人に何か過剰に期待しているのではないか?とは思います。
ネタ帳さんがしっかりとしたブログポリシー書いているというのが載っていましたが、それもそれなりにブログポリシーを書くぐらいブログを生業の1つにしているからでしょう。
そうじゃない人の方がむしろ多くて、なんとなくテンプレ的に「お仕事依頼はこちらから」って書いてたら何かお仕事入ってくるかな?くらいで載せている人も多いです。いや、そんな人の方が割合的に多いんじゃないかな?
「内容によっては返信を控えさせて頂きます」って書いて欲しいって個人のブログに書かないといけないのって、世界中の女子が「告白されても内容によっては無視します」って書いてるようなもんだと思うんですよね。ちゃんとそう書いてないと女子はいい加減ってことになるんだろうか?
お互いラブレターです
ステマうんぬんの話は今回どうでもいいので敢えて書きませんでしたが、どちらにしてもアプローチしてくる側も「ブロガー程度にはこれくらいで」とか考えてませんか?
そんなに簡単に抱かせないよ?都合よく股開くと思った?っていうことです。
書く側も受け止めた以上は一生添い遂げるとまではいかなくても、クリスマスには大好きな椅子を抱えて電車にのるくらいの覚悟を持って受け止めるわけなので、お互い相思相愛でないと成立しないことなんだと思います。
ブロガーはビッチじゃないよ。
これってどんな仕事であっても同じことなんだと思います。なので企業側の人は「めんどくせ」とか思わずにちゃんと愛のある言葉でアプローチしてください。ちなみに僕は清純派ビッチです。
以上、日本ブロガー協会前から @georgek5555 がお届けいたしました。
一旦スタジオにお返しいたします。