学生時代は社会の授業がとにかく苦手だった @georgek5555 です。
さて、今日は世界遺産委登録される見通しの富岡製糸場に関するちきりんさんの発言について。
富岡製糸場は元祖ブラック企業?いいえ違います
富岡製糸場が世界遺産に登録される見通しという報道はゴールデンウィーク中の日本にとって明るいニュースとなっています。
富岡製糸場 世界遺産に登録の見通し NHKニュース
そんな中著名ブロガーのちきりんさんが、このような発言をしています。
富岡製糸場って「元祖ブラック企業」じゃん。それが世界遺産になるってことに、ブラック企業撲滅運動系のみなさんは、どんなご意見をお持ちなのかな。やっぱり「絶対反対!」」運動を始めるのかな?
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 26, 2014
この発言が出た直後に、さまざまなツイートが飛び交って少し炎上のような感じになっています。
ちきりん「富岡製糸場って“元祖ブラック企業”じゃん。」 – Togetterまとめ
2014-04-26 18:10:34 …
実は筆者も『富岡製糸場』=『野麦峠』だったひとりです。
お恥ずかしい話、富岡製糸場に関しては名前聞いたことがあるな程度でどのような歴史があったなのかは正直まったく覚えていませんでした。
そして筆者が覚えていたことといえば、あの映画の野麦峠のモデルになったやつだよね?ってこと。
大竹しのぶさんの演技がとっても素晴らしくて、筆者の少年時代にはたびたびテレビなどでも流れていた記憶があります。
製糸工場働く女子工員達のノンフィクション作品ですね。原作はこちら。
よく覚えているのは、劣悪な環境で働くために結核などの病気で無くなっていく人達や、お腹がすいて蚕を食べてしまうシーンなど。
本当に鮮烈なシーンの数々で非常に衝撃的だったことを覚えています。
そして何故筆者が『富岡製糸場』=『野麦峠』になっていたかというと、それは初めて社会の授業でこれを学んだ時に、当時の先生が
「野麦峠って知っているか?あれだよ」
って感じで教えてもらったから。
その時の先生は『製糸工場』の説明をしたかっただけなのか、元から勘違いしてたのかはわからないのですが、そんな風に授業で教わった筆者はちきりんさんのように『富岡製糸場』=『野麦峠のようなところ』みたいな認識でした。
今回こんな感じで騒ぎになって、逆にちゃんと生べてよかったなという限りですが、やっぱりそこで思うのは
先生ちゃんと教えなよ
ってこと。もしかしたら、僕が単におバカで授業をろくに聞いてなかったからかもしれませんが、それにしてもそんな風に勘違いさせるような授業だったことは事実だと思いますし、ましてや今回の騒動のちきりんさんみたいな事例がある以上は、もっとちゃんと日本の歴史を教えていくということの重要性を考えた方がいいよねって思うんです。
日本は特に自国の歴史に関して無頓着な人が多く、歴史といえばNHKの大河ドラマなどで見るデフォルメされた世界くらい。
実際に『忠臣蔵』なんかは、みごとに吉良上野介が強烈な悪役で描かれているせいで、実際は悪役ではなかったという話なんかを知らない人達も大勢いますし、そもそもここ最近のアジア各国との問題もここまで自国の歴史教育が行き届いていなかったことから起きる色々もあるんだろうなって思います。
そもそも日本人としてのアイデンティティが欠如していると、よく諸外国の人に言われているイメージがありますが、確かに近代化の波にのまれていった結果なのか、戦後のGHQによるあれがあれだっのかは分かりませんが、伝統的な日本の古き良きが失われていくのは本当に悲しいなとは思います。
なんだか話が飛躍しましたが、最後にさきほどのまとめにもあった産経さんのこちらの記事が富岡製糸場がブラックどころか、めっちゃ優良企業だったというのを書いています。
【富岡製糸場 世界遺産へ】8時間労働・寮完備 女性進出に一役 – MSN産経ニュース
よし、これにみならってもっと日本の企業もホワイトになりましょう。
とりあえず厨房でイヤホンつけて寝ていたらお客さんにひっぱたかれないで済むようなくらいの労働環境になってくれることを願う限りです。