選抜大好き! @georgek5555 です。
熱戦が続く今年の”春のセンバツ”こと『第87回選抜高校野球大会』ですが、いよいよ準々決勝の出場校が出揃いました。
果たしてどこの高校が優勝するのか気になるところです。そこで、今回は過去のセンバツの戦績データから、勝手なる推測で優勝校を勝手に予想してみたいと思います。
目次
過去の都道府県別データでセンバツの優勝校を勝手に予想
高校野球ファンからは、汗を流し、泥だらけになる選手たちの姿に感動し、どこが優勝とかデータなんかで分かるもんか!と言われると思いますが、全くその通りだと思います。
いくらデータで分析しても、そんなことでダイヤモンドにかけた青春が簡単に分かるなんて思えません。
ですが、今回は完全にどうでもいいデータから、勝手に優勝校を分析します。
まず、第1回から昨年の第86回までの優勝した学校の都道府県を抜き出してみました。以下がTOP5です。
都道府県別優勝回数TOP5
1位 愛知県 10回
2位 大阪府 9回
3位 神奈川・兵庫 6回
5位 東京・和歌山・広島 5回
前大会で優勝した回数が一番多いのが愛知。続いて大阪という結果。この2つが他を引き離していますね。
しかし、決勝までコマを進めた学校というのは、優勝のチャンスがあったわけで、その時の運命の女神がたまたま優勝校に微笑んだとした場合、準優勝校もカウントした方がいいのではないかと思いました。
そこで、さらに準優勝した都道府県も含めたデータで再度カウントをしてみました。以下がTOP3です。
都道府県別決勝まで進んだぞ!TOP3
1位 愛知・大阪 18回
2位 東京 14回
3位 広島 11回
決勝まで進んだ都道府県でみると、愛知と大阪が同率1位。2位は準優勝の回数が大阪と並んで9回だった東京、そして3位が広島という結果に。
2001年以降でデータを抽出してみた
しかし、第1回から入れてしまうと、戦前の第1回から第19回までは『選抜中等学校野球大会』という名称で、まだ高校野球という名称でもありません。
また、沖縄などの一部都道府県が参加していないことや、2001年から始まった21世紀枠からカウントした方が、時代も近いですし良いのではないかということで、第73回の2001年以降のデータを抽出してみました。
2001年以降の優勝都道府県
2回 神奈川・沖縄
1回 埼玉・茨城・静岡・愛知・大阪・京都・兵庫・広島・愛媛・長崎
優勝校で見ると神奈川と沖縄がそれぞれ2回優勝しています。さらに決勝進出に駒を進めた都道府県で見ると、神奈川が3回とトップです。これで見ると神奈川が優勝候補ということになります。
準決勝まで駒を進めたところも入れてみた
高校野球は、プロ野球と違って様々な番狂わせなど、総当りではないからこその様々なドラマが、ファンの涙を誘います。
そこで、2001年以降のセンバツで、決勝だけではなく、準決勝に進出した都道府県までを抽出してみました。
2001年以降に準決勝進出した都道府県
1位 兵庫 9回
2位 愛知 4回
3位 東京・神奈川・岐阜・広島・福岡 3回
先ほどまでと変わり、兵庫県が最多の9回も出場してトップに踊りでました。14回中9回と3回に2回以上は準決勝に駒を進めているわけです。強豪ぞろいの都道府県は、これを見る限り兵庫といっても過言ではないでしょう。
これで、あらたに兵庫が優勝候補として浮上してきました。
準決勝・決勝に進んだら優勝する都道府県は?
今までの分析はあくまでも”回数“ということに特化してきました。そこで、今度はより正確な”優勝予想”をするために新たなデータとして、2001年以降に『決勝に駒を進めた』中で“必ず”優勝している都道府県を抽出してみました。
決勝行ったら優勝するんだもん都道府県
茨城・静岡・京都・兵庫・広島・沖縄
こちらの6府県が決勝に進んだ時に必ず優勝する”勝負強い“都道府県です。決勝まで来たなら「絶対勝つ!」と意気込む姿が目に浮かびます。中でも沖縄は2回進んで2回優勝しています。他は全て1回。ここで、新たに沖縄も優勝候補に浮上してきました。
しかし、前述した通り「優勝経験」だけに特化せず、優勝の可能性が十分にあった準優勝の学校も入れたデータで再度抽出し直してみました。
準決勝に駒を進めたら決勝にも必ず行った都道府県
青森・岩手・宮城・神奈川・埼玉・茨城・静岡・大阪・京都・徳島・愛媛・長崎・鹿児島・沖縄
驚くことに準決勝まで駒を進めた中で必ず決勝に行った都道府県はこんなにもあるんですね。この中で1回しか準決勝以上の経験がないのは、
青森・岩手・宮城・茨城・静岡・京都・徳島・鹿児島
の8校で、57.1%に及びます。つまり、初めて準決勝に進出した時はその分勢いもあるということでしょう。
第87回でベスト8に進んだ都道府県から分析
それではデータも出揃いましたので、一生懸命頑張っている選手たちに、単なる都道府県別のデータで優勝校予想するのは、恐縮ではありますが、いよいよ今年のセンバツの優勝校予想に入りましょう。
さきほど、準々決勝に駒をすすめたベスト8が決定しました。第一試合から組み合わせ順で紹介します。
第87回選抜高校野球大会・準々決勝
第1試合 大阪桐蔭(大阪)vs 常総学院(茨城)
第2試合 静岡(静岡)vs 敦賀気比(福井)
第3試合 浦和学院(埼玉)vs 県岐阜商(岐阜)
第4試合 健大高崎(群馬)-東海大四(北海道)
さて、ではまずさきほど抽出した2001年以降のデータで、決勝に駒を進めたら必ず優勝する都道府県と照合します。そうすると、この8校の中では、茨城県の常総学院、静岡県の静岡の2校がそれにあたります。
しかし、さきほども判明した通り、初めて準決勝に駒を進めるとそのまま優勝しやすいという傾向があることがわかっています。そこで、準決勝に進出した経験が無い都道府県と照合すると、北海道の東海大四、福井県の敦賀気比の2校がそれにあたります。
いよいよ混迷を極めてきましたね。
最後は試合ごとに分析しながら総合的評価
では、最後に準々決勝の各試合と、今回のデータ、そしてそれ以外のデータも併せて照合してみます。
第1試合・大阪vs茨城
決勝進出経験2回を誇る大阪と、準決勝まで行けば絶対優勝の茨城の対決です。
なかなか難しい分析ですが、実は過去の試合データを見ると、当然といえば当然ですが、直近で優勝または準優勝した学校は決勝に駒を進めやすい傾向にあります。大阪府の大阪桐蔭は、2012年に優勝した経験がありますので、そのデータも含めると、第一試合は大阪に軍配があがります。
第2試合・静岡vs福井
決勝にいけば絶対優勝の静岡と、初の準決勝進出をかける福井との対決です。
福井が勝てば優勝の可能性は高いですが、全大会で4回の優勝経験がある静岡がここでは優勢とデータ的に判断して、静岡に軍配をあげることにします。
第3試合・埼玉vs岐阜
過去に2回準決勝進出をした埼玉と、過去3回準決勝に進出した岐阜との対決です。岐阜は優勝経験こそありませんが、回数だけでは勝っていますので、岐阜に軍配をあげます。
第4試合・群馬vs北海道
過去2回準決勝に進出した経験のある群馬ですが、ここは初優勝への勢いをかけた北海道に軍配があがります。
準決勝はこうなる
さてこれらのデータ予想から、準決勝は以下のようになります。
第1試合 大阪vs静岡
第2試合 岐阜vs北海道
上記を先ほどと同じように分析すると、この4校の中では準決勝に駒を進めれば必ず優勝の静岡と、初出場で勢いをつける北海道が可能性があります。
ただし、初出場で準決勝まで行った学校が全て決勝に行っているわけではありません。
そうなると、今回のデータからは静岡県の静岡が優勝校となる結果となります。
データを元に予想なんて、正直どうかしてる
ここまで過去の優勝都道府県のデータから、優勝校を予想してみましたが、正直こんなもの当たるわけがありません。
毎日、勉強とともに必死に部活動に励み頑張ってきた高校球児のみなさんの汗と涙の結晶が詰まった、熱き試合に優勝予想なんて、どうかしています。
結果がどうなったとしても、みなさんの春の熱闘は、きっとこの先ずっと心に残る素晴らしい試合となることでしょう。
みなさまのご活躍、心より楽しみにしています。
以上、熱戦に沸く甲子園球場前から @georgek5555 がお届けいたしました。
一旦スタジオにお返しいたします。