ラーメン千代作の閉店最終日に行ってきました。ありがとう千代作!ロッキン!!

ラーメン千代作の閉店最終日に行ってきました。ありがとう千代作!ロッキン!!

ロッキン! @georgek5555 です。

さて、今回は先日惜しまれつつも閉店した高田馬場のラーメンの名店『ラーメン千代作』の最終日に行ってきたので、そちらの報告をさせて頂きます。

さよなら千代作。ありがとう千代作。

高田馬場と言えば、実はなにげにラーメン激戦の場所。
そんな高田馬場の中でもさかえ通りの外れにあり、数あるラーメン店の中でも異彩を放つ存在だったのが『ラーメン千代作』

筆者は以前歩いて行けるぐらいの場所に住んでいたのもあり、店の個性の強さもあり時折行っていました。
最近だと、ラーメン店なのに美味しいタンシチューのプレートを出していたりと本当に個性的なお店でした。
ラーメン屋でタンシチュー?! 高田馬場 ラーメン千代作 ストーンズプレート – ごちろぐ

こちらのお店はメニューもさながら、個性的な店主と、そして店内に流れる激しい爆音ロックがとても印象的で、付近に住む学生を中心に非常に人気の高いお店でした。
そんな千代作が2014年7月31日に閉店すると聞き、最終日はどうにかしてかけつけようと行ってきました。
ラーメン千代作 閉店 高田馬場 ラスト
店に着くと行列になっていて、お昼時を過ぎたあたりを狙っていったのですが、みんな名残惜しそうに店の外で待っていました。
ラーメン千代作 高田馬場 閉店
店の外には閉店を告げる張り紙がありました。1997年からの営業ということで、激戦区の高田馬場で約17年も営業を続けていたということは、本当に人気なのがわかります。
ラーメン千代作 閉店 高田馬場
こちらが店の券売機。二郎系のような券売機は、いっつも色んな張り紙があって、何を注文したらいいのか分からない独特な雰囲気。
なにせ、ベースとなる家系とんこつのラーメンのみならず、人気の油そば、富山ブラックラーメンをインスパイアした『戸山ブラック』(ここから近い場所に戸山というエリアがあるので、おそらくもじったのだと思います)、ラーメン二郎のインスパイア系の『千代二郎』、前述したタンシチューなど、とにかくなんでもありの、すごいお店でした。
しかもそのどれもが実は美味しいという。
ラーメン千代作 閉店 ラスト
店内には様々なロックアーティストとの写真やサインなどが飾ってありました。外道の写真が飾っているのは、きっとここくらいでしょう。
ラーメン千代作 閉店 ラスト
店内には強烈なほどの店主のセレクトしたロック系音楽の爆音が鳴り響いています。ロックというか、ハードロックやハードコア系が中心。たまにスリップノットとかまで流れてきます。
ラーメン千代作 高田馬場 閉店
とにかくこの日は常に超満員。外に並んでいるときは、みんなお店の思い出を語っていました。本当にみなさん千代作が好きなんですよね。お店の中にもお客さんの写真がいっぱい飾ってありました。
高田馬場 千代作 ラーメン ラスト
厨房で豚のマークのTシャツを着るこの男こそが店主、通称「まーちん」
ラーメン千代作 高田馬場 閉店
渋い顔でスープに手入れをしています。一見頑固親父の怖い系かと思いますが、実はまーちんはとっても笑顔の素敵なきさくな親父さん。
彼のTwitterアカウントはとっても人柄が出てて、気軽に絡んでくれます。この日もお客さんが次から次に挨拶をしていました。
綺麗な美女もいっぱい挨拶していました。羨ましい。

ラストの千代作のラーメンやっぱり美味かった

そして、そんな千代作でラストに筆者が頼んだのはこちら。
ラーメン千代作 高田馬場 家系
W味チャーシュー麺。二種類のチャーシューがどん!とたっぷりのったこちらのラーメン。実は初めて頼みました。
ラーメン千代作 ラスト 閉店
まーちんはチャーシューを作るのがとにかく上手い。そんなまーちん作のこちらのチャーシューと、
ラーメン千代作 高田馬場 閉店
こんな超厚手の角煮のようなチャーシューが乗った贅沢仕様。
ラーメン 千代作 高田馬場 閉店
元々レストランで修行したというだけあって、見た目にもこだわりがあり、中央にのった海苔と、チャーシューとの対比が、ただ美しさに拘るのではなく、食欲をそそるガッツリな感じで最高。
ラーメン千代作 高田馬場 閉店
スープは家系とんこつ。家系の中でも濃厚な豚骨タイプで、何よりも本当にここはスープが旨い。こってりしすぎず、かつ濃厚なとんこつが最高にカラダにぎゅっと染み渡っていきます。
ラーメン千代作 高田馬場 閉店
麺は家系独特の平打系。この麺が濃厚なスープと絡んで最高でした。本当にここはオモシロメニューばかりでしたが、そのどれもが美味しくて外れナシ。

そしてもちろん今回は
ラーメン千代作 閉店
まくりました。丼の底には千代作のトレードマークの豚ちゃんが『Please come again』と。寂しいな。

ありがとう千代作!ふぉーえばー千代作!

行った時間がちょうどよくて、最終日の昼営業間際で出る頃にはシャッターが半閉めされてました。
ラーメン千代作 高田馬場
外にいると、かなりの人が夜は何時からやるのかと聞いてきていました。
初めてこの店の前を通った時は、外にいっぱい写真やらポスターやらが張り出してあって、店内から流れる爆音に驚きました。
たしか、まーちんがちょうど外でちょっと休憩していたと思います。
なんとも近寄りがたい雰囲気で、最初はなかなか入る気がしなかったものです。
確か、『千代二郎』というインスパイアメニューが面白くて、一番最初は冒険のように入ったと思います。
店内に入ると、二郎だけじゃなくて、戸山ブラックとかインスパイアメニューがあって、この店は面白いなと思っていたら、食べたら本当に美味しくて、タンシチューも本当に最高でした。
ラーメン千代作 高田馬場 閉店
券売機の下にひっそりと貼られた、千代作開店当時の写真。
本当に店に来ていた全ての人が閉店を惜しんでいました。中には「千代作無くなったら高田馬場来ることないな」と言ってる人までいました。

本当に最高に楽しくて、美味しくて、何よりもロックなラーメン屋だった千代作。まーちんの最高に素敵な笑顔とともに、いつまでも僕らの胸の中で千代作のラーメンは生き続けます。
ありがとう千代作!フォーエバー千代作!
ロッキン!!!!